春のような

傷んだ幹を心配していた庭の桃が小さな蕾をつけた。

長年たずさわってきた公共劇場の仕事を離れて、次の一歩に思いをめぐらしながら感じているのは、十代のおわり、劇場に向かって最初の一歩を踏み出した頃と同じ不安。

劇場のことも、演劇ものことも、まだ、何も知らない。

それなのに? だからこそ?

さて、自分の指先に蕾は?

佐藤信の五行日記

小人閑居為不善 うつけもの ひまのまのまの だだあそび

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