足元考

足元を見つめていると、やがて、自分はいま地面に立っている(歩行しいる)という足の裏の感覚がよみがえってくる。

足の裏に導かれて、聴覚、嗅覚、触覚(皮膚感覚)、味覚(の予感)のすべてが変化する。

足元には、ふだんは見過ごし、踏みつけ、通り過ぎてしまっている「この時」のすべてがある。

次の一歩への「希望」のすべてが、足元に身を寄せ合い次の応答を待っている。

「風景」は、いつも人を惑わせる。

佐藤信の五行日記

小人閑居為不善 うつけもの ひまのまのまの だだあそび

0コメント

  • 1000 / 1000