即興ダンス
ダンス01のスタジオで、一週間後にせまった若葉町ウォーフ「即興ダンス」のためのリハーサル(9月30日)。
竹屋啓子と舞踏の武内靖彦による静謐な30分に立ち会う。
創造作業はいつも「途上」、あるいは「過程」という信条はかわらないが、自身の体をもってそれをおこなうパフォーマー(とりわけダンサー)にとって、その言葉はより過酷な意味をもつとつくづく感じる。
積み重ねてきた時間の中でより透明になって漂う意識と、否応なく露呈されるおのれの「生」の体(それ自体は決して悪いこととは思わないが)との対峙をいかにおこなうか。
他者が名付ける「枯淡の境地」に惑わされることなく、「誕生への悪あがき」に挑みかかるふたりに深くうなずく。
終始無音の中で。
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