08Jan2025仕事はじめ机脇の本棚の整理。あたらしい旅への地図づくり。既読、未読とりまぜて、並べ替えられた背表紙がつくる未知の曲線。ここに新しい何冊かが加わり地図の輪郭が決まる。今回の旅は、まず、濱村米蔵『日本演劇略史』の久しぶりの通読から。
31Dec2024アナーキーな公共性へひとりでは生きられない。ひとりで生きているわけではない。100人の人びととのあたらしい出会い。そして、忘れられない100人とのこころ通う再会。明日からはじまる、あたらしい歳月への期待。
16Sep2024追放者と越境者先週土曜日(9月14日)、鴎座2024年演劇島プロジェクト企画、プレスタディリーディングの二回目、小田島恒志さんの『テンペスト』読解は、終始、小田島さん独特のユーモアにあふれたとても面白く、充実したひとときだった。途中、この作品の主人公に与えられた「exile」という名辞と、終盤...
22Jun2024怒り怒りと向き合う。その怒りは本物か?その怒りをこめて立ち向かうことは出来るのか?その昔、「実存をかけて」(やれやれだけど、本気の言葉づかいではあった)抱え込んでいた怒りを、いまは劇場という仮想空間に言葉として解き放つ。コルテス、ボンド、近しくあった怒りの演劇の実践者のあとを追いなが...
18Jun2024作業報告書くために読むのか、それとも読むために書くのか。一概には言い切れないが、少なくとも書こうとしなければかなければ出会わなかった書物の数は多い。それにしても、と、日に日に数を増すリストを眺めながらため息、二度、三度。二十代から演出を手がけてきた海外戯曲52作品とその関連資料。『演劇島...
05Nov2022記憶の単位竹屋啓子ソロダンス『ラストダンス─千尋の海のとき─』の小さな共演者たち。その存在感、それぞれがはらむ時の記憶の壮大さ。遥か宇宙の彼方にはじまり、集積し、砕け、削り取られ(それもまた、ひとつの蓄積のかたちだろう)、いま、ここにある。ひとつひとつの<かたち>が語りかける物語を聞きとる...
03Nov2022行く末は後方に見えないことを嘆いてはいけない。老いの知恵は若者の無知に劣るものではないが、かと言って単純に勝るものとも言い切れない。見ようとしても見えなくなるものがある。時には知恵の眼鏡をかたわらに置いて、おぼろげな希望の影を振り返ってみる。それはたしかに存在する。
15Sep2022鴎座サイト再開11月の竹屋啓子ソロ公演『ラストダンス─千尋の海のとき─』上演を控えて、長らく休眠状態だった鴎座サイトを久しぶりにフル更新した。http://kamomeza.net/鴎座サイトは、2005年、ネットというあたらし気なあたりへの好奇心から、いつもの通り「とにかく、まず、やってみよ...