この場所から

若葉町ウォーフ「波止場のひとり舞台2023」の初日が近い。
ウォーフのスタジオでの、竹屋啓子(『ラストダンス─千尋の海のとき─』)と西藤将人(『森の直前の夜』)と対峙しながらの稽古は、なんというか、テニスプレーヤーの気分。
相手をどのようにいかに打ち負かすかではなく、厳しいラリーをどこまで正確につづけられるか。
いつものことだが、舞台への集中が深まれば深まるほど、外の世界の動向がひりひりと肌に伝わってくる。
劇場という場所からしか見えない〈いま〉の光景を、出演者とともにしっかりと描き出さなければ。

佐藤信の五行日記

小人閑居為不善 うつけもの ひまのまのまの だだあそび

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