夢は見ない

(昨日のつづき)

「確実に変わった」のだとすればなにが変わったのか、と問われれば、まず答えられるのは「夢」とのわかれだろう。

30代の終わり頃、「戦い」を捨てた。

生きることそのものが「戦い」である人々を前に、自分や周囲の思う「戦い」の比喩がひどく軽々しく、薄っぺらに思えたからだ。

「夢」とのわかれはそれとは違って、気がついたらいつの間にかそうなっていた。

それとも、ただ「現実」と「夢」との区別が定かではない日々にすっかり入り込んでしまっただけのことなのか。




佐藤信の五行日記

小人閑居為不善 うつけもの ひまのまのまの だだあそび

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