『演劇島』への日日

朝、資料読みの中で謡曲「蝉丸」の詞章と出会ったあと、ウォーフに移動して、午後から、明治大学の荻原健さんの「ドキュメンタリー演劇」についての個人レクチャー(贅沢!)を受ける。

紹介された、アメリカの研究書のなかにあるドキュメンタリー演劇リストの冒頭に、ビューヒナーの『ヴォイツェク』が記されていることを知る。

夜は、隔週火曜日に10回連続で開催する「清水宏のスタンダップコメディ新世紀」の第一夜、WAKABACHO WHARFを月2回、飲食付(協力、コーヒータロー)のコメディ・クラブに変身させるこころみ。

懐かしい顔の多い充実の客席に、オープンアクトのふたり(藤田記子、やえざきゆうこ)と清水のドライブのかかった笑いが炸裂。

午前中に知った、名古屋「少年王者館」天野天街の早すぎる旅立ちの知らせとあわせて、すべてが見えない極私的糸によって結ばれているような、忘れられない一日となった。

(7月10日朝記)



佐藤信の五行日記

小人閑居為不善 うつけもの ひまのまのまの だだあそび

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