追放者と越境者

先週土曜日(9月14日)、鴎座2024年演劇島プロジェクト企画、プレスタディリーディングの二回目、小田島恒志さんの『テンペスト』読解は、終始、小田島さん独特のユーモアにあふれたとても面白く、充実したひとときだった。

途中、この作品の主人公に与えられた「exile」という名辞と、終盤の場面にあるシェークスピアの事実上の断筆宣言の寓意への指摘に、真顔に戻って襟を正す。

「exile」と「transborderer」との対比は、今回の『演劇島』の基本的な枠組みのひとつ。

ということで、今回のプレスタディリーディング、ひょっとして、参加者ともども、なによりも企画者本人の贅沢な勉強時間かも知れない。

次回、21日(土)、鴻英良さんの佐渡島話しもとても楽しみ。


鴎座2024年演劇島プロジェクト プレスタディリーディング

#3 「金島」劇場論
講師:鴻英良(演劇評論家)
2024年9月21日(土)午後1時
HIRAKU IKEBUKURO(池袋):https://www.hiraku.community/

企画詳細:https://x.gd/jMQun
参加申し込み:https://x.gd/u91fE

鴎座オフィシャルサイト:https://kamomeza.net/
前売り予約:https://x.gd/nv91p


佐藤信の五行日記

小人閑居為不善 うつけもの ひまのまのまの だだあそび

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