静かな街

何気ない記憶がよみがえるときのなんともいえないからだの感覚がある。

視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚が渾然となった不思議な感覚。

たしかに<そこにいた>自分がふいに呼び覚まされて蠢きはじめようとする。

もちろんそれは一瞬の出来事ですぐに終わる。

五感それぞれの<後味>をかすかに残して。

(若葉町ウォーフからの帰り道、京急線品川駅のホームから)

佐藤信の五行日記

小人閑居為不善 うつけもの ひまのまのまの だだあそび

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