町へ 町から

生き物もそうだが、たとえば建物のようなものもまた、長い間動かないでいると、どこか健康に悪いような気がする。

というわけで、昨日から、全館休館がつづいている若葉町ウォーフの扉とシャッターを開け放って、ちいさな「空き地」として町とつながることにした。

経験している不思議な時の連なりの記憶をホワイトボックスの壁に落書きして、その様子を、一日5時間、のんびりと生中継する「COVID-19記念劇場」を中心に、近隣の映画館ジャック&ベティとシネマリンからの予告編とチラシの展示、デザイナーの野田誠寛さんの臨時仕事場開設と彼が運営するコーヒー・タローのコーヒー提供、などなど。

三年間つづけてきた町との交際の歯車が、ひとつゴトンと回転したような。

場所と人、そして動き。


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佐藤信の五行日記

小人閑居為不善 うつけもの ひまのまのまの だだあそび

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